ごはんたけたのに台所へ
向かう足すら動かしたくない
髪濡れたまま座って換気扇の音だけ
世界は騒々しいらしいけど
滅びそうな私の言語
つじつまなんか合わないや
それより誰が笑ったんだ
今ぐらいざらざらしてたい
他になにも要らないって位
わかる人だけわかればいい
の中にきっと君はいなかった
つじつまなんか合わせんな
どうせ最後は海なんだ
洗いたくない君のにおいが
ついた服で生きていきたい
大変だよ 大変だね
大変だよ 今更ながら
どうにもならなくないから
どうにかなりそうでこわくて
偽物が 震えながら 揺れながら
生きてるやつに近づいて
離れて
おなかとあたまがいたいので
こころのいたみは二の次です
メルマガと支払いの更新で
埋まっていく受信ボックス
むだだってわかったぶんだけ
むだじゃないってことなのか
デロリアンでも変えらんない
あの日のわたしの精一杯
どこまで行ってもあいつはあいつで
うまくやりやがったな畜生
なんてのにもうんざりして
いつもの道 見たことない花
あーあ あーあ ありがとう
助かりましたの一言に
なぜかこっちが助けられたり
こわいけどこのこわさすら
贈り物みたいな気がしたわ
大変だよ 大変だね
大変だな 選んでんだな
すんなり行くわけじゃないから
うまく通らないから悔しくて
今はこれか 痛みながら 堪えながら
あの日よりマシにマジになってゆく
自分の前が見えますか
ぐらついてんじゃないですか
誰かとの次が見えますか
ぶれちゃってんじゃないですか
はい、
はい、
はい、
はい
よし、もう行ける